盗難 のターゲットになったかもしれない。変なカードが車の窓に・・

車にチラシやカードが・・・盗難の目印として使われている可能性も

盗難 のターゲットかも!?

車にカード(名刺サイズ)が挟まっていた・・・

先日、車にこんなカードが挟まっていました。名誉毀損の可能性があるためボカシ処理してます。
挟まれていたのはワイパー部分ではなく、運転席の窓のゴム部分。これは所有者や隣に停めてる人以外には気づかれにくい場所で、私自身運転席に行かないとわかりませんでした。

カードには会社名、代表者名、電話番号や住所、メール等の情報が記載され、裏面には高価買取の文字が。こういうカードやチラシ類は盗難しやすい車の目印として使用されていると聞いたことがあり、不安になりました。もちろん通常の宣伝の可能性も十分に考えられます。

しかし駐車場というのは敷地であってその土地の所有者がいる場所です。普通に考えて関係者以外であれば不法侵入と同じこと。

古物番号が記載されていれば安心!?

今回挟まれていたカードには下記の記載がありました。
【千葉県公安委員会第○○○○○○号(12桁の数字)】
これは警察署の生活安全課、古物担当の窓口にて申請し、許可が通ったときに交付される古物商許可番号です。
中古品や骨董品、中古車を行商として扱う場合にはこの古物商許可が必要になります。

話を戻してカードに古物商の許可番号があれば安心かというと、そうではありません。
嘘の番号を記載する可能性が考えられるからです。
私は心配だったので、千葉県公安委員会に電話し、古物商番号が有効か確認して頂きました。
結果、会社名などは実在することと公安委員会の許可があることが判明しました。
『許可があるから安心というわけではない。悪用される場合もある。なによりチラシ等を挟む行為そのものが良くない』とおっしゃっていました。

古物商許可証の写真
千葉県公安委員会交付の古物商許可証

自分の車にチラシやカードが挟まっていた時の対応(不安な人用)

●まずは証拠写真を撮っておきましょう。
●次に最寄りの警察署の地域課に電話をして日付や住所等をお伝えします。場合によってはパトロール強化などしてもらえます。
●駐車場の管理者やオーナーに連絡し「関係者以外立入禁止」や「チラシ等の配布禁止」などの掲示物を作ってもらう、もしくは掲示させてもらう許可を取った上で掲示する
●ご近所さんと情報共有しておく
●車に盗難防止機能がない場合、衝撃感知のドライブレコーダー等を装着しておく。GPS機器を付けておけば盗難にあっても場所の特定ができる可能性があります

鍵(スマートキー)の置き場所にも要注意!玄関付近は危険かも 盗難の危険

約20年前くらいから電波(スマートキー)によるドアの開閉やエンジン始動が可能になっています。スマートキーは固有の電波を送信します。車側も電波を受け取り所有者の電波であれば解錠可能に、違う電波であれば反応しないというシステムです。

一見セキュリティが強いようにみえますが、最近それを悪用したリレーアタックによる盗難が急増してます。リレーアタックとは鍵から発する微弱な電波を増幅します。電波の延長ケーブルのようなイメージです。
玄関に置いた鍵から発せられる微弱な電波を傍受し、増幅し、延長ケーブルの先を車に近づけると、車は「鍵が近くにある」と認識しドアの開閉やエンジン始動ができる状態になります。
つまり現場には鍵がなくても車のエンジンをかけ、乗って逃げてしまう事が可能になります。
スマートキーは家の中心部(外から電波傍受されない場所)に置くか、電波遮断効果のあるアルミホイル等で鍵を包み込んでしまうと良いです。クッキーなどの缶も遮断効果があるのでオススメです。

まとめ

まとめると、(話しが途中脱線しましたが)車にチラシやカードが挟まっていた場合には、警戒モードに入った方が良いです。そのまま放置すると窃盗や車上荒らしなどの被害に遭ってしまう可能性がありますのでご注意ください。