3時間×3回パックコース
受講の経緯と目標
今回のお客様はペーパー歴7年、市川市在住の方。2024年1月にお友達とレンタカーでスキーをしに新潟へ行くとの事。それまでにペーパードライバーを卒業して、出来れば運転の交代要員になれるようにと受講下さいました。先日お父様を隣に乗せて走ったところとても怖く、これでは運転できないと思い3時間×3回パックコースをご予約頂きました。
教習の初回
東西線の原木中山駅で待ち合わせをして、基礎の右左折練習をするためにしばし移動。移動中のお話では年明けの2週間後にはスキーへ行くとの事。年末年始のお休み中に講習を終わらせるので、早く自主練習が出来るように初回と2回目を2日続けて連続で受講頂きました。
先ずは基礎の右左折をしっかり練習
運転前には座席の設定、ミラーの角度の確認等操作周りの確認が必須です。ペーパードライバーの方の場合ウィンカーやシフトレバーは覚えているけどその他のライトやワイパーの操作、エアコンの機能等を理解していないことが多いです。パーキングブレーキやエンジンのかけ方等は10年以上運転から離れているとやり方が分からないこともしばしば。それぞれの機能の説明の後、安全確認を済ませて車を発進。緊張のスタートでハンドル操作が不安定でフラフラと直進してしまう。(肩や腕に力が入りすぎているのも不安定になる理由のひとつです。)右左折は少しハンドルを切りすぎることや切るタイミングが遅れてしまう場面もありました。一度止まってホワイトボードでハンドルの切る場所の目安、自身の走行場所をレクチャーして再度走行開始。少しづつ慣れてきてハンドルの握る力も抜けてきました。右左折が安定してきたところで、一時停止や横断歩道も確認しながら更に基礎走行を実施。
信号のある交差点の走行
走行する距離を伸ばしていき、次第に車通りのある通り、信号のある交差点へとステップアップしていきました。アクセルやブレーキを優しく扱う余裕も出てきて走行がかなりスムーズになりました。大きめの交差点での右折待ちや複数車線のある幹線道路の走行では緊張するところもありましたが、安定した操作が出来ました。車線変更ではタイミングを待ちすぎたり、行っていいのか迷う場面もあり引き続き練習が必要な項目です。原木中山駅の周辺は狭い道もありますので、そこでの走行等も行いました。
2日続けての2回目の教習
昨日の感覚を忘れていないか、おさらいの右左折から開始しました。2日目は駐車をマスターすることと昨日の教習では狭路に苦手意識があったので、その辺りも克服できるように教習を行っていきます。
通常の駐車、比較的簡単な場所での駐車
昨日は駐車手順の説明を行い、実践に関しては少しだけでしたので今回はコツが掴めるようにしっかりと駐車練習を実施。ミラーを見ながらのハンドルの微調整が中々難しく思った方と逆方向へ回してしまうこともありました。段々と手順がスムーズになり駐車枠線の片方に寄りすぎてしまった時等も修正のコツが分かってきて、適切なリカバリーが出来るようになりました。通常の駐車であれば、車と車の間でも停められるようになり、少し自信もついてきて自主練習が出来るレベルになりました。
狭路の走行と高速のひと区間の走行
苦手としていた狭路の走行は、走行位置と速度や障害物のよけ方等をレクチャーし、何度も走行して頂きました。慌てず前方の予測やすれ違うポイントを探せるようになると落ち着いて走行が出来るようになってきました。狭い道では対向車が来た時に何をすればよいか、何もしなくてもいい場合、少し避ければ済む場合等もありますが、自身の走行位置をしっかり把握すること、前から車が来るかもしれない、もしも来た時にはこの辺りで待とうといった予測が大事という事が理解出来てきました。前方予測のコツが分かってきてからは恐怖心も少なくなってきて安定して走ることが出来ました。
その後は最終的には高速も走りたいとの事でしたので、高速の入り口近くまで行ってみようという事となりました。幹線道路でもスムーズに操作が出来、車線変更も安全確認がしっかり出来ていましたので、高速のひと区間だけですが走行することにしました。
幹線道路では落ち着いてましたが、流石に初の高速道路の合流では緊張感が再燃しました。。
合流では、ミラーは見れていますが入るタイミグにあせって、目視(死角の確認)が見れてない場面もあり反省点と次回の課題となりました。
3回パック最後の教習
最後の教習は年明けて直ぐとなりました。お正月休みの間にレンタカーでお父様を助手席に乗せての運転練習をしたとのこと。お父様からは及第点を頂いたようで、通常の運転には自信が付いてきた印象です。しかし、駐車が不安とのことで先ずは駐車の不安を解消することをマストに教習を開始しました。
駐車のコツを掴む為に
前回のおさらいを兼ねて通常の駐車練習から開始しました。前回同様安全な駐車は出来ますが、何故うまく停められてるのかがピンと来ていない様子。ということで、あえて駐車の開始位置をずらして角度もいつもと違うように設定してから行っていただきました。こうなるといつものハンドル操作では上手く駐車スペースに入らないので調整が必要です。サイドミラーを見ながら、見える駐車線や隣の障害物(壁等)の距離を考えながらハンドルの切る方向や量を調整していきます。2~3回繰り返したあたりで、ハッとした顔をされて「なんかわかったかも!」とのお言葉を頂きました!笑顔が見えて、もう一回やりたいとのことで再度場所を変えて挑戦して頂きました。今度はミラーを見ながら上手に調整が出来ました。切るタイミングや量、判断も適切に行う事が出来ました。感覚、コツが掴めてとても喜んで頂けました。残り時間がもう少しございましたので、相談の結果高速に再チャレンジすることにしました。
高速の合流の速度、出口の速度
高速の合流は、混雑してる場合、程々に車が走行してる場合、空いている場合とその込み具合により難易度が結構変わってきます。今回は車が程々に走っているので少し難易度が高めになりました。合流時はミラーと目視の安全確認がとても重要になります。合流時はウィンカーを出し、ミラーと目視で合流先の後続車の確認をしながら速度も上げていきます。安全確認の完了後ハンドルを優しく動かします。※ここでは速度を上げすぎても、遅すぎても危険です。合流先の流れに合わせるイメージで車線を変えていきます。
前回はこの合流時に目視確認が甘かったので直ぐ隣の黒い車に気が付くのが遅くなってしまう等の場面がございました。しかし、今回はしっかりと目視確認も行い、後続車との距離や速度にも注意してタイミング良く合流することが出来ました。出口では、急減速したり、又は減速が足りずに速いスピードで突入してしまわないように注意しながら減速し、高速出口カーブに合わせて適度に再度減速して一般道へ戻っていくところもスムーズに出来ました。
受講後はもう少しレンタカー等でお父様と一緒に練習してからお一人で運転するとのこと。3回の教習で大分感覚が掴めて、安定した走行が出来るようになりました。今後慣れてきたころに安全確認が疎かになりやすいので、ペーパードライバー講習での気持ちを忘れず、いつでも安全運転を意識して頂ければ幸いです。スキー場への走行はくれぐれも気を付けてください。※ちなみに運転する箇所は何となく決まっていて雪道は慣れてるお友達にお任せするとの事です。
今回の講習の最寄り駅&立ち寄り場所
◆東西線
原木中山駅
西船橋駅
妙典駅
行徳駅
◇施設
コーナン市川原木店
ケーズデンキ 東京ベイサイド新浦安
カインズ幕張店
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