ヒヤリハットってなんだろう?

事故を未然に防ぐ為の概念

最近「ヒヤリハット」という言葉をよく目や耳にします。ナビゲーションでも「ヒヤリハット地点です」と教えてくれることもあったりしますね。でもなんのことなのか分からないという方もいるかもしれません。そんな方に向けてヒヤリハットとは何かを説明したいと思います。

ヒヤリハットとは

事故になる可能性があったものの、幸い事故に至らなかった事象のこと。又、事故やトラブルが発生する一歩手前の危険な状態や行動のこと。と、諸説あります。

日常生活や職場、特に運転中において、思わず冷や汗をかくような瞬間を経験することがあります。それらの体験をヒヤリハットと言い、重大な事故を未然に防ぐための貴重な情報となります。

まずは動画をご覧ください。

緊急車両が接近していたために止まった車に、追突しそうになり間一髪で止まれたトラックがいました。まさにヒヤリハットでしたね。
こういった危険を未然に防ぐには、青信号の交差点でも前走車が急に止まる可能性を考慮し、車間距離は十分に、常に前走車や周囲の動きを把握(危険予測)、そして交差点付近では減速しておくことです。
また音楽やラジオなどのボリュームは控えめに、そしてほんの少し窓を開けておくだけで緊急車両のサイレンが聞こえやすくなります。

ヒヤリハット地点はこんな場所

カーナビ等で耳にしますが、事故が発生する可能性が高い場所や状況、特に注意が必要なエリアを示します。これらの地点では、運転者や作業者が一瞬の注意不足や判断ミスから重大な事故に巻き込まれるリスクが増加します。

見通しが悪い
カーブや急な坂道、交差点などで視界が制限される場所。特に、信号が見えにくい交差点や、障害物が視界を遮る場合は危険度が増します。

交通量が多い
学校やショッピングモール、交差点など、歩行者や車両の往来が多い地点。特に、子供がいるエリアでは注意が必要です。

工事中
工事現場や封鎖された道路周辺では、交通の流れが変わり、突発的な状況が発生しやすくなります。

天候の影響を受けやすい
雨や雪によって滑りやすくなっている道路、霧で視界が悪くなる地点など、天候の影響を受けやすい場所。

急停止の可能性がある
車両の前方に急に障害物が出現する場合や、信号変更による急な停止が求められる。

◇具体例

交差点
青信号で進入した際、右折待ちの車が突っ込んできた。急ブレーキをかけて回避できた。

・歩行者の飛び出し
子供が道路に飛び出してくる瞬間に気づき、スピードを落として無事に避けた。

・滑りやすい道路
雨で濡れた道路で急にハンドルを切ったら、車がスリップしたがその時に車が来ていなかったので事故にならなかった。

・道路の障害物
道路の真ん中に落ちていた荷物があり前方の車両が回避行動をとったので、偶々同じように動いたら避けることができた。

ナビゲーションによる確認

ナビゲーションシステム(カーナビやスマートフォンのアプリ)では、ヒヤリハット地点を表示する機能があるものもあります。これにより、運転者は危険な場所を事前に把握し、注意を促されることができます。

設定の確認
ナビゲーションアプリやカーナビの設定メニューで「危険地点」や「注意地点」といった表示オプションを探します。

リアルタイム情報の活用
一部のナビアプリでは、ユーザーからの報告や交通情報をもとに、ヒヤリハット地点をリアルタイムで更新する機能があります。

予測機能の利用
予測によってヒヤリハット地点を表示し、ルート設定時に注意を喚起する機能を利用します。

最後に

ヒヤリハットは様々な環境や状況に存在し、事故のリスクを高める場所です。これらを理解し、意識的に避けることで、安全運転につなげることができます。

ナビの案内や道路の表示等で「ヒヤリハット地点」を認識して通る際は周りに注意を払い安全に走行出来るようにしましょう!!

ワンポイント豆知識

💡ハインリッヒの法則

ハインリッヒの法則とは事故の発生には多くのヒヤリハットが存在することを示唆しています。これは、日常の中でヒヤリハットに注意を払うことが、事故防止に繋がることを意味します。

1つの重大事故が発生する背景には、29の軽微な事故があり、さらにその背景には300のヒヤリハットが存在しています。

ハインリッヒ法則


この数値は、事故やトラブルを未然に防ぐために、特に小さなヒヤリハット(未遂の事故)に注意を払い、根本的な原因を突き止めることの重要性を強調しています。

参考リンク

ヒヤリハット調査の方法と 活用マニュアル【国土交通省】

ヒヤリハット事例【厚生労働省】

運転中のヒヤリハット【JAFトレコラム】

運転中のヒヤリハットには何がある?ヒヤリハットの事例を知って交通事故防止対策を考えよう!【ビーキー】

交通事故の潜む場所の見える化【朝日新聞ニュース】


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